コカ・コーラシステム、全国各地のプライドパレードに 公益社団法人「Marriage For All Japan」と 啓発目的の共同ブース出展 LGBTQ+に関する理解促進を図る協働プロジェクトを全国で実施
2023-08-30
日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ、以下「日本コカ・コーラ」)と、全国5社のボトリング会社等で構成されるコカ・コーラシステム(以下「コカ・コーラシステム」)は、LGBTQ+や結婚の平等(同性婚)への理解促進のため、公益社団法人「Marriage For All Japan—結婚の自由をすべての人に」(以下MFAJ)と協働で全国各地のプライドパレードに共同ブースを出展します。
今回の協働プロジェクトは、コカ・コーラシステムが賛同している、MFAJが主催する、「結婚の平等にYES!〜YES!FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーンの一環で、本協働プロジェクトでは、LGBTQ+や結婚の平等に関して日本社会全体のさらなる理解促進のため、地域やセクターの枠を越えた全国横断アクションを行います。日本全国10エリアでLGBTQ+に関する活動を行う団体と連携し、イベントなどでの啓発を目的としています。本プロジェクトでは、全国10エリアのうち、北海道・石川・東京・大阪・福岡・沖縄の支援団体とともに、全国各地で行われる共同ブースを展開します。
■ コカ・コーラシステムとMFAJの協働プロジェクト概要
各地域のボトラー社は、全国各地のプライドパレードにMFAJと協働でブースを出展します。各地のブースでは、コカ・コーラシステム全体で導入している、LGBTQ+についての基本的な解説や過去の歴史、アライ*1になるために必要な知識などをまとめた「LGBTQ+アライのためのハンドブック」、および「結婚の平等にYES!」&コカ・コーラシステム協働ポストカードを無料で配布する予定です。また、いくつかのエリアでは、コカ・コーラ社のドリンク配布や従業員によるプライドパレード参加も予定しています。
2023年共同ブース出展予定の全国各地プライドパレード(連携ボトリング会社)
・9月16日~17日 さっぽろレインボープライド (北海道コカ・コーラボトリング)
・10月7日~8日 レインボーフェスタ大阪 (コカ・コーラ ボトラーズジャパン)
・10月7日~9日 金沢プライドウィーク (北陸コカ・コーラボトリング)
・11月4日~5日 九州レインボープライド (コカ・コーラ ボトラーズジャパン)
・11月~12月(予定) ピンクドット沖縄 (沖縄コカ・コーラボトリング)
また日本コカ・コーラは、6月に、MFAJと連携し、渋谷モディにて開催された「SHIBUYA MODI RAINBOW DAYS」啓発イベントに参加しました。当日、ポップアップスペースでは、「LGBTQ+アライのためのハンドブック」を300冊無料配布し、コカ・コーラなどのドリンクを300本以上、無償提供しました。
■ 「結婚の平等にYES!〜YES!FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーン
「結婚の平等」を目指す、MFAJは、日本社会における同性婚の法制化実現に向けて、地域・セクターの枠を越えて理解促進・機運向上を図るプロジェクト、全国横断アクション・キャンペーン「結婚の平等にYES!〜YES!FOR MARRIAGE EQUALITY」を2023年5月17日(水)に発足しました。日本全国でLGBTQ+に関する活動を行う団体や個人、企業・教育機関などと連携し、勉強会やイベント、発信・交流の機会創出を目指しています。
【コカ・コーラシステムの「LGBTQ」への取り組み】
■ 東京レインボープライド2023に協賛・ブース出展
日本コカ・コーラとコカ・コーラ ボトラーズジャパンはアジア最大級のLGBTQ関連イベント「東京レインボープライド2023」に協賛し、代々木公園で開催される「プライドフェスティバル」にブースを出展しました。また、国内有数のランドマークである渋谷スクランブル交差点の地上約40m、QFRONT屋上に設置した「渋谷コークビジョン」にて、レインボーカラーをモチーフにボトルやロゴなどを表現した啓発広告を掲出し、「東京レインボープライド」への賛同や連帯感を発信しました。
■ 社員向け勉強会・啓発活動の実施
コカ・コーラシステムでは、LGBTQ当事者への理解促進と支援の表明を目的とした社内啓発イベントを継続的に実施しています。2023年4月には、ファミリーマート、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとコラボし、LGBTQの理解促進と支援の表明を目的とした社内啓発オンラインイベントを従業員対象に実施しました。
■ 「LGBTQ+アライのためのハンドブック」導入・無償公開
LGBTQ+についての基本的な解説や過去の歴史、アライになるために必要な知識などをまとめた「LGBTQ+アライのためのハンドブック」を策定し、2022年7月にコカ・コーラシステム全社で一斉導入しました。また、併せてLGBTQ+への理解促進を検討するあらゆる企業・団体に向けて無償公開しました。2023年6月末現在、ダウンロード回数は1,500回以上を越え、パナソニックグループ、QVCジャパンなどの企業内においても活用されています。本ハンドブックは、「プライドハウス東京」(日本初の大型総合LGBTQ+センター)の監修を受け制作したものです。
https://reg.cocacola.co.jp/op/CCPARK/3540-2oc-app/
■ 同性パートナーに対応した就業規則改訂
コカ・コーラシステム全6社にて、同性パートナー*2にも対応した福利厚生および就業規則の整備を2021年5月に完了し、より働きやすい環境作り・意識改革を推進しています。コカ・コーラシステムで働く全国約2万人の社員を対象に、法的婚姻関係にあるパートナー以外の同性パートナーも等しく配偶者として扱い、慶弔休暇や特別休暇を取得できるよう各種制度を導入・運用し、多様な社員に平等な職場環境を提供しています。
※1 アライは、「同盟」や「味方」などを意味する英語「ally」が語源で、自分自身が性的マイノリティであるかどうかによらず、積極的にLGBTQ+を理解し、サポートする人を指します。
※2 戸籍上の性別が同じパートナー
コカ・コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ・コーラシステムは、「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。」の事業目的にのっとり、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらしながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。2020年には「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定しました。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。
詳しい活動内容については、こちらをご覧ください。
https://coca-cola.com/jp/ja/sustainability
コカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人で、原液の供給と製品の企画開発をおこなう日本コカ・コーラと、全国5社のボトリング会社(コカ・コーラ ボトラーズジャパン、北海道コカ・コーラボトリング、みちのくコカ・コーラボトリング、北陸コカ・コーラボトリング、沖縄コカ・コーラボトリング)などで構成されています。コカ・コーラシステムが国内で取り扱う製品は50以上の炭酸飲料および非炭酸飲料ブランドにおよび、世界で最も高い評価を得ているブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」「ファンタ」「スプライト」などのグローバル・ブランドのほか、「ジョージア」「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「綾鷹」など、日本市場のために開発されたブランドが含まれます。コカ・コーラシステムは、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ねており、事業活動による環境負荷の削減、社員のための安全で開かれた職場環境の構築、事業を展開する地域社会における経済発展の促進といった取り組みに力を注いでいます。